須磨補聴器センターおすすめの補聴器の選びかた

補聴器が初めての場合、「どんな補聴器を選べば良いかわからない」という方も多いのではないでしょうか
そういった方のために、須磨補聴器センターおすすめ「自分に合った補聴器の選びかた」をご紹介致します

「両耳?片耳?」➡「種類・デザイン」➡「補聴器のご予算」➡「相性の良いメーカー」

 

補聴器の「両耳装用」と「片耳装用」、あなたはどっち?

 
 

まず最初に、補聴器を両耳に装用する(付ける)か、片耳だけに装用するのか決める必要があります。
須磨補聴器センターでは、測定した聴力データをもとに下記のようにおすすめしています。

● 片耳が難聴で、反対耳は 健聴もしくは補聴器を装用しても効果が見込めない場合 ●


「難聴耳だけへの片耳装用」

 

● 両耳がどちらも難聴の場合 ● 


「難聴耳への両耳装用」

 

ひと昔前は、補聴器の雑音が大きいとの理由で片耳だけに補聴器を装用している方も多かったのですが、近年では補聴器の性能も大幅にUPしたことにより両耳に装用してもうるさくなくなりました。
そうなると、両耳装用の利点が片耳装用に比べるとかなり大きいため、最近では「両耳が聞こえづらければ、両耳に補聴器を装用するのが当たり前」の時代になってきました。

★ 両耳装用の利点 ★

① 騒音下や2人以上の会話でもチカラを発揮
人は多くの場合、子供の頃から両方の耳で相手の話を聞いています。
そのため、補聴器も両耳装用して良く聞こえていた頃と同じように両方の耳で聞いた方が、必要な音や会話が聞き取りやすくなります。特に、騒がしい場所や複数での会話がラクに楽しめます。

② 疲れにくい
片耳に頼ると、聞こうと努力しなければならないので、肩に力が入り疲れてしまうこともあります。
両耳装用なら、バランスよく聞こえるので負担が軽減されます。

③ 音の方向や距離をキャッチ
両耳装用だと聞こえの範囲が左右に広がるので、どこから音がきているかがわかりやすくなります、後ろから来た自転車や車なども片耳装用に比べ早く察知でき、左右の判断もしやすいので安全です。

※片耳装用だと、補聴器をつけていない方の耳の聞き取り能力が、次第に衰えていくという研究結果があります。
(JAAA 141-149,Vol6/No.2 Mar.1995)

須磨補聴器センターでは、
両耳装用の利点をご理解いただいた上で「両耳?片耳?」を自分で決めて頂けます

 
 

「種類」や「デザイン」は、どうやって選ぶの?

 
 
箱型補聴器
 
 

現在、補聴器の種類は大きく分けると「耳あな型」「耳かけ型」「箱型」の3種類があります。
また、デザインも装用者の聴力(聞こえ具合)や好みに合わせて選べるように複数用意されています。

① 聴力測定の結果から種類を選択
補聴器は、聴力に合った種類を選択する必要があります。
・軽度~高度難聴:「耳あな型」「耳かけ型」「箱型」すべての種類から選ぶことができます
・重度難聴:「耳かけ型」「箱型」の2種類の中から選ぶ必要があります

② 好みや使いやすさを踏まえてデザインを決定
①の聴力に合った種類の中から、好みや使いやすさなどからデザインを決定します。
〈一例〉
・目立たない補聴器:耳あな型CIC・IIC・耳かけ型RIC(RITE)
・付け心地が楽な補聴器:耳かけ型RIC(RITE)
・メガネやマスクの邪魔にならない補聴器:耳あな型カナル・CIC・IIC
・付けやすい補聴器:耳かけ型BTE
・耳の中の湿気がかなり強い方
:耳かけ型BTE
・寝ていることが多い、細かい操作が苦手な方:箱型補聴器
など...

須磨補聴器センターでは、
専門家に相談しながら「聴力や好みに合った種類とデザイン」を自分で選んで頂けます

 
 

おすすめの値段や価格帯は?

 
 

おすすめの補聴器の値段や価格帯ですが、人それぞれ補聴器に対する価値観そしてご予算も違うため、全員に当てはまるおすすめの値段や価格帯というものはなかなかありません。

しかし、補聴器は値段や価格により「性能=どれだけ快適に使えるか」が大きく違ってきます。
ですから、下記の「補聴器の値段・価格による3つの違い」を参考に、補聴器の専門家に相談しながら自分に最適な値段・価格帯を決めるのが良いかと思います。

★ 補聴器の値段・価格による3つの違い ★

補聴器は、簡単に言うと下記3点が値段や価格の違いとなります。

① 雑音抑制機能&音声強調機能
補聴器は、周囲の雑音をできるだけ抑えて聞きたい音声を大きく強調すればするほど話は快適に聞こえるようになります。そのため補聴器は、値段や価格によって「どれだけ邪魔な雑音は抑えて+聞きたい声を強調できるか」=「どれだけ快適に聞こえるか
が違ってきます。

② 音質の良さ
2つ目は、値段・価格による音質の違いです。
人は、声や音を聞いたときに「耳」ではなく『脳』で聞いて内容を理解しています。ですから、補聴器を使って話を聞くときには『脳』に届く音が、以前「耳が良く聞こえていた時に聞いていた音」に近ければ近いほど、言い換えれば「音質が自然でクリアー」であればあるほど「補聴器に早く慣れ、話の内容も理解しやすく」なります。

③ 調整機能
補聴器は、装用者の聴力や音の好みに合わせて調整をしなければ快適に聞こえないため、「装用者に合わせた調整」がとても重要になります。そして、値段・価格により「どれだけ装用者の聴力や音の好みに調整を合わすことができるか」に違いがでます。

須磨補聴器センターでは、
補聴器の値段・価格による性能の違いをご説明した上で、どれぐらいの値段・価格の補聴器にするかを自分で決めて頂けます

 

 
 

どのメーカーを選べばいいの?

 
 

現在、日本で販売されている補聴器のメーカーは、国内外・大小合わせると13社以上のメーカーが存在しており、同じ価格帯の補聴器であればどのメーカーも昔に比べて性能は格段に良くなっています。

しかし、補聴器のメーカーごとに「音質や音の出し方などの特徴」が違うため、自分の聞こえに相性の良いメーカーを使わなければ、どんなに高性能な補聴器でも何度調整をしても、快適に聞こえない・使えない場合があります。

★ メーカーは補聴器の専門家に選んでもらう ★


どの補聴器メーカーが自分に相性が良いかは、よほど補聴器のベテランユーザーでなければご自分ではわからないため、豊富な経験と知識のある補聴器の専門家にメーカーを選んでもらうことがとても重要になります。

須磨補聴器センターでは、
長年・補聴器メーカーで修行をした補聴器の専門家が、
お客様に一番相性の良いメーカーをお選びします